« 餓死250万人・収容所20万人:地獄の北朝鮮 | トップページ | ヒトラー:ケインズvs.ドルフス:ピグー »

2007年2月10日 (土)

白雪姫が殺される本当の理由

 2月8日の記事「オカマを弾圧せよ!(笑)・・・」にて政府の男女▼(参画・三角?)行政が掲げる多様な家族の危険性を述べたが、これに関連することを書く。

 

 昔の少女マンガと言えば

 継子(ままこ)イジメ

 が主流であった。

 これはシンデレラ や 白雪姫などの童話がベースになっているのだが、最近リメークされてTVで放送された「氷点」などもこれに入る。

 自分を産んでくれたお母さんが病気などで死亡し・お父さんが再婚して新しいお母さんが来る。

 血がつながっていないので継子は継母(英語で step mother )にイジメられるというスト-リーである。

 ヨーロッパには他にグリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」も設定は同じである。

 日本にも

 紅皿という娘が継母にいじめられるが、継母の連れ子である欠け皿より優れた歌を即興で詠んだことで太田道灌(江戸城を築城した室町時代の武将)に見初められるという話がある。

 この紅皿という少女は道灌が雨で蓑(みの)を求めたのに対し

 七重八重、花は咲けども山吹の、蓑ひとつだに無きぞ悲しき

 と詠った、あの有名な逸話の少女である。

 これと同様な昔話や童話はロシアにもアジアにも世界中に沢山ある。

 

 両親が離婚などをしたが、父母が別の配偶者と再婚し・子供と新しい家族を形成する家庭を

 ステップ・ファミリー step family

 と言う。

 最近は人権がうるさく言われるようになって、この種の研究・調査自体が敬遠されるような風潮にある。

 しかし

 実際の実態はどうなのであろうか?

 人類学者のマイヤー・フォーテスは1930年代に

 「アメリカでは継子は実の両親と暮らしている子供に比べると、早い年齢で家を出て独立している」 と言っている。

 社会学者のウィリアム・C・スミス、チャールズ・ボワマンなども同様の報告をしている。

 ルシル・ドゥバーマンも

 「継子に対して心からの愛情を抱いている継父母はほとんどいなかった」

 ことを認めざるを得なかった。

 

 1976年の米国の調査では

 片親が実の親でもう片親が継親である3歳未満の子供は

 実の両親と暮らしている子供と比べ

 虐待される危険が相対的に7倍も高かったという。

 決定的なのは

 全米人道協会(American Humane Association 略称:AHA)

 の調査で

 虐待と認定された8万7789件の報告の内・致死の事例:279件に絞って計算すると、

 片親が継親のときは両親ともが実の親であるときに較べて

 およそ「100倍」も危険率が高かった!

 ということが分かった。

 家庭の収入の違いは無かった。

 1983年にカナダのオンタリオ州での調査でも

 片親が継親で片親が実の親の就学前の子供の場合

 両方実の親の場合の40倍の虐待を受けていた。

 イギリスの調査でも 

 虐待は19倍という数字が出ているし

 子供が継父に殺される可能性は

 実父からのそれよりも何と”150倍”であった!

 しかも

 継父はより残酷な方法で虐待する例が多く

 実子の虐待親は精神異常が普通であるが、

 継親の場合は「それほどでもない(精神異常ではない)」のである。

 

 「これは(生物・動物の)本能なのであろうか?」

 という問いが浮かんでくる。

 有名なのはライオンである。

 ライオンの集団は母系であり、共同で縄張りを防衛し・獲物の狩りをする

 プライド pride

 という群れを作って行動する。

 オスは2~4頭がいるが、老齢などで交代することがある。

 そして新しくメスのグループに来たオスは

 プライドに残っている前のオスの子供たちを

 皆殺しにしてしまうのである!

 その理由は

 母ライオンの授乳期間が18ヶ月も続くからである。

 授乳期間中はホルモンの状態のためにメスの排卵が抑制され

 発情しない(オスを拒否する)。

 だから

 もし何かアクシデントが起きて授乳しなくなると、

 排卵が再開され・メスも発情する。

 それで新しくプライドに来たオスが継子を殺してしまうのである。

 そうしないと

 自分の子供を作るために2年近く待たなければならないからだ。

ブログランキング・にほんブログ村へ

 これを発見したのは

 日本人学者:杉山幸丸氏で1962年のことである。

 排卵の抑制は人間を含めた哺乳類全体の特徴でもあり

 ここで紹介したライオンのような子殺し

 155種類の霊長類でも20種類で確認されている。

 「メスは殺さない?」

 という疑問もあるかも知れないが、

 レンカク

 というオスとメスの役割が逆転している鳥がいる。

 メスの方が体が大きく縄張りを防衛し

 卵を温めて孵すのはメスだが、オスの方が巣をつくり・雛の世話をする。

 そして

 メスのレンカクがライヴァルのメスを追い出すと

 前のメスの産んだ卵を一つ残らず壊してしまう!

 資源の支配権を手に入れたのなら

 ライヴァルの繁殖にではなく

 自分の繁殖のために使う

 これは

 進化論・生物学の観点からは何ら不思議なことではない

 からである。

 だから

 シンデレラや白雪姫が継母にいじめられる昔話も、ちゃんと生物学・動物学的に裏づけがあるのである。

 

 このような世相であるから

 離婚したり

 再婚したり

 ケンカする

 のも仕方が無いが

 子供たちは意外に

 傷ついている

 ということだ。

 男女共同参画などと言って

 必要以上に多様な家族(ステップ・ファミリーや片親家庭を含む)を持ち上げないことだ。

 やはり

 実母・実父・実子の血のつながりのある家族

 が一番いいのだから・・・

 

 でも

 再婚した奥さんの連れ子を一生懸命育てているお父さん達に

 1つ良い話を紹介しよう。

 ハヤブサ

 のペアは雛が巣立つ前に親の一方がいなくなると、たいてい代わりの相手がすぐやって来る。

 そして

 ハヤブサの場合は

 前の親の雛をまるで実の子のように献身的に育てる

 のだ。

 結構このような”道徳的な鳥”も居るのである。

 同じような例は

 イソギンチャクと共生するクマノミ

 オスの狒々(ヒヒ)にも見られる。

 これは

 その道徳的な父親の行為が

 母親に好印象を抱かせて、その母親の次の子供を産んでくれるチャンスを与えてくれる

 からである。

 「優しい男は女性に好かれる」

 ということでもあり

 「憐れみ深い人々は幸いである。その人たちは憐れみを受ける」

 (新約聖書:マタイ伝5章【山上の垂訓】より)

 ということなのだろう・・・

 

 まぁ、童話・昔話も「足長小父さん」(ウエブスターの小説)というのもあるから

 人間も捨てたものではない。

 

 では

 足も長くハンサムで(笑)優しいオジサンの拙者にクリック

 人気ブログ・ランキングヘ!

 なお今回の記事は

 シンデレラがいじめられるほんとうの理由・新潮社(竹内久美子:訳)

 などを参考に制作いたしました。

お知らせ

2月11日 東京都千代田区永田町の星陵会館にて

 紀元節奉祝式典

 が行われます。

 司会は新風:東京選挙区候補者・鈴木信行氏。

 また

 来る2月12日(月曜)には

 新風:埼玉県本部が

 JR浦和駅西口で街宣活動を行う!

 午前10時 開催 浦和駅西口から県内を街宣の予定

 お近くの方は是非・お集まりいただきたい!

 維新政党:新風・愛知県本部 「名古屋・躍進の集い」

 3月11日 P.M.2:00 から 愛知県青年会館2F

|

« 餓死250万人・収容所20万人:地獄の北朝鮮 | トップページ | ヒトラー:ケインズvs.ドルフス:ピグー »

動物行動学」カテゴリの記事

育児」カテゴリの記事

進化論」カテゴリの記事

コメント

ナルトさま。
 また遊びに行かさせていただきます。

 TOM(薩摩製)さま。
 丁度良かったですね。
 もしかしたら
 熱湯欲ゴーリキー(takayuu)さんも参加されるかもしれませんよ?

投稿: 柳生すばる | 2007年2月12日 (月) 02:57

>維新政党:新風・愛知県本部 「名古屋・躍進の集い」
職場の近くですよ。
これから1ヶ月、同僚を口車に乗せる楽しみが出来ました。(違)

投稿: TOM(薩摩製) | 2007年2月11日 (日) 23:08

柳生さま、こんにちは。
貴殿らしいユニークな視点からの男女共同参画行政論ですね。
勉強になります。
アメリカなどは、もうほとんど会う人会う人すべてと言って良いほどstep familyです。日本はそうならないように、親のエゴを喚起する方向ではなく、「家庭、家族を大切にする」方向で社会を形成して言ってほしいと思いますね。
別件ですが、やっと復帰できそうです。
これからもよろしくお願い申し上げます。

投稿: ナルト | 2007年2月10日 (土) 17:13

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/184265/13855947

この記事へのトラックバック一覧です: 白雪姫が殺される本当の理由:

» お知らせ - 『年次改革要望書』最新版のテキスト化によせて [東洋の魔笛]
本日、やっと問題案件が片付いて、ブログ活動に復帰することができそうです。 休止中は、待ち時間を利用して、米国の『年次改革要望書』2006年12月5日版をテキスト化して、随時UPしてきました。 『年次改革要望書』2006年12月5日版-PART1  : 冒頭部分と目次 『年次改革要望書』2006年12月5日版-PART2  : 提言の要点(概論) (1)電気通信~(5)競争政策 『年次改革要望書』2006年12月5日版-PART3  : 概論(6)商法および司法制度改革~(10)流通 『年次改革要望書... [続きを読む]

受信: 2007年2月10日 (土) 17:13

» ▼【画像】シナのお坊さんが尼さんとアバンチュール【死語】 [フテキセツなブログ]
博讯新闻 【如今中国的和尚与尼姑(今どきのシナのお坊さんと尼さん)】より引用 [続きを読む]

受信: 2007年2月10日 (土) 19:04

» 日本の未来のために! [博士の独り言]
ランキング(政治)に参加中 良識一丸となるべき、乾坤一擲の時! 慰安婦:米下院聴聞会で韓国人とオランダ人女性が証言へ  米国下院で今月15日に開催される日本軍従軍慰安婦をめぐる聴聞会に、元従軍慰安婦の白人女性が元従軍慰安婦の... [続きを読む]

受信: 2007年2月10日 (土) 23:30

» 明らかとなった男女共同参画社会基本法制定に向けた議事録の真相 [草莽崛起 ーPRIDE OF JAPAN]
−基本法の制定にあたって、その戦略会議と化した、「男女共同会議・第4回基本法検討小委員会(平成10月3月23日)」の議事録が安倍プロジェクトチームで問題となりました。彼らは私たちの税金を使って、内閣府よりトップダウ... [続きを読む]

受信: 2007年2月11日 (日) 06:18

» バツイチ秀華の再婚日記 [バツイチ秀華の再婚日記]
最近バツイチで苦労することは自己紹介です。 最近はちょっと,前向きに新しい出会いを探しているんですけど、やっぱり自己紹介は難しいですね。 始めからどこまで話せばいいのか、よく分かりません。 [続きを読む]

受信: 2007年2月21日 (水) 19:59

« 餓死250万人・収容所20万人:地獄の北朝鮮 | トップページ | ヒトラー:ケインズvs.ドルフス:ピグー »