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2007年2月 3日 (土)

失業率低くホームレス少ない日本:景気刺激策より構造改革を!

 最初に断っておきたいが、拙者は基本的に自由派経済学(古典派経済学)の立場を取る。

 しかし昔

 ネットで「あなたは保守か?左翼か?」の判定があったが

 「あなたは左翼です」

 という結果が出た。

 多分これは

 「経済に政府が介入しても良い」

 という項目にチェックを入れたためらしいが、

 拙者は

 「非常の場合は・・・」

 の但し付きである。

 

 古典派経済学:経済自由放任主義(レッセ・フェール)。政府の介入を拒む。神の自由な手によって最大多数の最大幸福。

 ケインズ主義:政府の経済への介入容認。公共工事による有効需要の創出を提案する。ケインジアン。政府が経済を完全に統制すると社会主義になる。

 であるが

 民主主義国においては、実際にはこれらを折衷したものになる。

 拙者が自由派(古典派)経済学を支持するのは

 ”経済的自由と政治的自由はつながっている”

 からである。

 

 民主党小沢代表が29日の衆院本会議場で

 「日本は世界で最も格差のある国になった」

 と発言し

 左翼系ブロガーもこれに同調しているが

 拙者は今回・これに明確に反論したい!

 

 「OECD発表のジニ係数が高い!」

 と言うが

 日頃・西欧帝国主義を非難する方々が

 日頃より

 「生意気なジャップめが!」

 と思っている白人たちの言説を無批判に信用するのは笑止の至りである。

 たしかに

 日本のジニ係数は年々上がっているのは事実だが

 この状態が一概に悪いとは言えない!

 例えば

 高級住宅街に

 年収10億円の人が99人

 年収1兆円の人が1人

 いるとする。

 このジニ係数は 0.91 である。

 (0.3~0.4が普通と言われ・0.5を越えると格差の許容範囲を超えて政策の是正が必要とされる)

 数字的には大変な格差があることになるが、

 誰が常識的に見てもこの状態が特に是正が必要とは思わない。

 「格差大国と言われる日本」

 外国人が密航してまでも来たいのが現実なのであるから

 同じことではないだろうか?

 

 ここで拙者が主張したいのは

 日本の失業率の低さ

 である!

 世界主要国の失業率

 を見れば

 日本      2005年 4.4%

          2006年 4.1%(2007年1月30日発表)

 アメリカ    2004年 5.5%

 ドイツ     2004年 9.0%

 フランス    2004年 10.0%

 カナダ     2004年 7.2%

 チェコ     2002年 7.3%

 スウェーデン 2002年 4.0%

          2005年 6.0% (中央統計局)

 ノルウェー        4.2%

 OECD全体       6.3%

 であるから

 発展途上国や小国は別にして

 先進主要国では

 日本の失業率は世界一低い!

 と言っても良いと思う。

 これは褒められるべきことだろう!

 

 絶対的な貧困に関する国際比較

 (十分な所得がないために生活必需品が調達できなかったと回答した割合)

 を見ても

 日本が一番・低い!

 やはり日本は基本的には弱者に優しい・平等な国なのである。

 ただし

 今後は注意が必要ではあるが・・・

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 結局

 西欧諸国では経営者が

 「労働者を雇うと賃金の保証をしなければならず・首も切れないので

 出来るだけ雇わない」

 と考えるようになっているのである。

 だから

 格差が無くても失業率が高いのだ。

 一方日本では経営者が

 西欧の基準では雇われない水準の労働者まで雇うから

 失業率は低くなるが

 上記の労働者には高い給与は払えないので

 結果として

 格差が出てしまうのである。

 だからある意味

 相対的貧困率やジニ係数は意味が無い。

 絶対的指標ではない。

 のである。

 

 外国人労働者が日本で働いているが、待遇が悪い?

 では何故

 自国で働かないのか?

 理由は

 その国では格差が無いが・仕事も無い

 のではないのか?

 そうでしょう?

 だから日本に来るんでしょう?

 これに対して

 日本には格差があるかも知れないが仕事もある

 んでしょう?(笑)

 だったら

 やはり「日本の方が良い」のではあ~りませんか?(大笑い!)

 外国人たちは格差を気にしないで日本に来ているのだから。

 日本人も気にしないで良いのである。

 

 次は

 ホームレスの問題である。

 残念ながらホームレスの世界的なデ-タはない。(国家の恥になるため)取りにくい項目のせいであろう・・・

 とりあえず分かるものだけ提示する。

 日本  2003年・厚生労働省調査 25,296 人

 フランス                150,000 人

 スウェーデン              45,000 人(推計)

 アメリカ                740,000 人

 ということである。

 ただし

 スウェーデンは具体的な数字がなかったので、元:在スウェーデン大使館員の武田龍夫氏の著書「福祉国家の闘い」から

 「ストックホルムのホームレスは男3000人・女700人・・・」(175p)

 との記述を国家レベルで推計した。

 スウェーデンは日本の約1/14の人口だから、日本と同程度の人口になれば

 63万人以上のホームレスがいることになる。

 同様にフランスも日本の半分以下の人口だから、日本と同程度なら

 30万人のホームレスがいることになる。

 世界的に見ていかに

 日本のホームレスが少ないことか!

 が分かる。

 良い国ですな!

 日本は!(笑)

 

 「構造改革」

 についても語るつもりであったが、格差のデータを紹介するだけでページを費やしすぎてしまった。

 今回はこれについて

 東京大学教授:伊藤元重氏の

 1月30日・産経新聞 【正論】成長なくして高齢化乗り切れない

 を紹介する程度に留める。

 朝日新聞2月2日朝刊にも

 経済同友会代表幹事の北城恪太郎氏が

 同様のことを述べている(Web上には無し)。

 「(WCE)伸びる産業に人材移動を!」

 

 重要なことは

 「経済成長率を上げられれば日本経済の諸問題は解決する。

 ただし

 景気刺激策(公共工事など)に頼る政策

 持続的な成長には有害である。

 総じて諸外国に比べて生産性が低い

 公共セクター・医療・教育・流通・食糧(農業)分野には

 構造改革無しには

 少子高齢化という厳しい環境を乗り切ることは難しい」

 であると伊藤教授は述べている。

 その構造改革の1つとして

 郵政民営化

 ホワイトカラー・エグゼンプション(WCE)

 の導入があるのだ。

 要するに

 古典派経済学パイを大きくして(格差はあっても)結果的に低所得者層の所得を増大させる。

 社民主義(ケインズ経済学?):小さいパイを平等に分ける。実質的な所得が少なくなる(ことがある)。

 の違いである。

 絶対的にどちらが正しいかと言うことではない。

 

 では

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コメント

 三輪さま。
 住民票残るホームレス?
 Webでは確認できませんが、住所不定では全員なくなるんじゃないんですか?
 パート・アルバイトは外国では失業者?
 これもWebでは見当たりません。
 アメリカでは正社員も暮らせない?
 証拠がありません。

 とにかく
 アメリカも日本も外国人が来たがる国なのですから経済的に良い国なのではありませんか?
 三輪さんは景気刺激策だけで良いとお考えのようですが
 長い目で見て経済成長のための構造改革は日本には必要です。

 ようちゃん・さま。
 日本には農業・医療などの不採算部門があるので、抜本的な構造改革が必要です。
 マスコミのポピュリズムに踊らされる性格も改めるべきですネ。

投稿: 柳生すばる | 2007年2月 4日 (日) 03:50

「日本は理想的な社会主義国家」というような言葉をときどき耳にしますね。日本にはグロバル化の元の小さい政府は不都合なのですよ。たとえ目を見張る政策の改変をしたら逆に、管理されてる気分になるし、出来ないでしょう。小さい政府なんだから取り締まり人数も少なくなる。古くから談合体質が一番郷土に合ってる。馴れ合いも好きなのでしょう。
大枠だけで自主的にちゃんとやれる力が蓄積されています。苦手が外交なのですよ。日本人同士なら国内は上手く回せる。ところが戦後から異空間が出来た。在日以外に外国人労働者と言う異物が混入し
国内でも馬鹿マスゴミが、火をつけて煽り回る。
一番奇妙な宣伝は地方で跋扈してる「無防備都市宣言」への署名活動です。こういう紙切れが平和の護符として神様の守り札以上に効き目が在ると信じさせる団体が、平和市民のNPOと言うし、外国人労働者の低賃金を守ろうと運動するし、日本人以上に優遇させようとする事と無関係ではないでしょう!
「格差社会」と言う用語の後ろが見えない筈はないけれど・・。日本人の為に野党が何かをする事は全部怪しいのです。

投稿: ようちゃん | 2007年2月 4日 (日) 03:10

うーん。最初から違うような。
日本以外の国ではパート労働者とかアルバイトは失業者扱いなんだよね。
それと、日本では乞食は居ない、そう言う事でホームレスと言う言葉が小渕政権時代にできた。
そして、住民票がまだどこかに残っている人はホームレスにはならないそうだ。

転出して、その後住民票を届け出なかった人だけを調査していると言うのが現状じゃないかな?
とにかく、パートやアルバイトの賃金が低すぎるのでニートが出現した。
これは別に日本だけの現象じゃない。
アメリカでもその他の国でも、ワーキングプアと言う、正社員でありながら待遇改悪で暮らせない人達がたくさん居る。

これは構造改革の産物だね。その前から居た「潜在飢餓世帯」、バージニアやニューメキシコとかの南西部の貧乏な州では賞味期限切れのハンバーガーの配給券が配られていたのだが。

まあ、今のアメリカは更にその現象が手酷くなってきている。
雇用がないのではなく、働いても暮らせない様になってきている。
構造改革の結果と言う訳だ。
繰り返しておくけど、今のアメリカでは正社員が食べていけなくなっているんだ。
現在でその数は700万人。その事をもっと重視した方が良い。
このまま構造改革路線を進めば、アメリカよりマシな状態になるとは思えない。

投稿: 三輪耀山 | 2007年2月 3日 (土) 21:29

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