中国・黒社会の闇!民族の宿痾か?
中国には主に上海などで戦前(20年代~30年代)活躍した「青幇」(チンパン)「紅幇」(ホンパン)などに代表される巨大なギャング組織・秘密結社・犯罪組織がありましたが
人民中国の成立で押さえ込まれていました。
それが最近の改革・開放政策への転換で復活し・大きな社会問題になっています。
そのメンバー構成は若年化の傾向があり
多くは殺人を犯したり
労働改造所や労働教養所からの出所者であり
血気盛んで・まったく道徳の拘束を受けず・行動は大胆で
手段は残忍この上なく冷血漢です。
でも
皆さんはクリック↓忘れずに柳生には冷たくしないでね!(笑)
中国全土を熱狂の渦に巻き込み
停滞と混迷しかもたらさなかった文化大革命が1976年に終わり
その80年代後半から黒社会 Mafia が台頭し始めます。
特に
末端の行政である地方政府の役人との癒着と結託が進み
地方の多くの地域では政府機能の一部を代行したり
当地の重要な経済活動を独占しているありさまです。
地元の人民は黒社会を
「第二の政府」
とまで呼んでいます。
特に深刻なのは
最近はその一部が日本でも報道されるようになって来ましたが
地方政府が黒社会の構成員を使って・農民などの立ち退きを強制したり
近年・中国でも活発化してきた人権活動家への弾圧にも黒い手を染めていることです。
陝西省西安市では
黒社会のボスが管内の土地の独占的経営権と土地監察権を手に入れ
土地監察官の制服を着て「中国土地監察」の標識を自社の車に貼り付けて
他の建設業者を恐喝したりして取引を強要し
管理費や工事代金をせしめていました。
四川省内江市では
黒社会のボスが1997~2001年まで税務協力員として雇い入れられ・国税の徴収を代行していました。もちろん暴力で商店などを脅して税金を徴収していたのです。
もちろん
殺人・誘拐・強制売春などは日常茶飯事です。
2000年・山西省洪洞県:都市建設局の元局長の薛文勲が黒社会の殺し屋を雇って後任者の朱其林を殺害。
1995年・江西省安義県:県長の陳錦雲が同じく殺し屋を使って県委員会書記の胡次幹と副書記の万先勇を殺害。
2000年・河南省商丘市:土地計画管理局の局長・徐建設が殺し屋を雇い・市の計画局局長:李文忠を殺害。
・・・などなど・・・
これらはすべて・嘱託殺人です。
問題というか?滑稽なのは
2001年の吉林省が摘発した犯罪グループは379で・検挙者は1820人でした。
ところが
2002年に最高人民法院が発表した
全国での2001年の事件は350件で・容疑者は1953名でした!
(吉林省のみと全国の統計がほとんど同じ!)
「中国の統計がいかにいい加減か!」
ということです。
これらの根本的な原因は
中国共産党政府自身が・そもそも暴力・武力のみでそれ以前の政府を転覆させて権力を奪い取ったからです。
共産党こそがギャング団・黒社会だった
ということです。
また
中国古来よりの政権が絶対的な独裁政権であり
人民に圧制を強いたので
人民もこれに対抗して無法な暴力に依存せざるを得なかったことにも原因があります。
今日の朝日新聞10面には
「中国物価高 庶民悲鳴
豚肉、1年で2倍に」
という記事があります。
(Web上にはありません)
昨年の消費者物価の上昇率は
中国が約6%(食品のみだと17%以上)で
日本は約0.6%です。
黒社会の台頭と
環境破壊と物価高・治安の悪化。
経済の躍進は目覚しいのですが
中国は社会の秩序を取り戻し・法治と正義の確立を急務としなければ
自国民の混乱と悲惨を深刻にし・世界の恥さらしとなるばかりか
その暗部を輸出する不名誉をも担うことになるでしょう。
どうにも
中国は日本の隣人としては有り難くない存在となって来ているようです。
でも
柳生に有り難いのは皆さんの↓クリックですのでよろしく!
なお今回の記事は
中国の闇:マフィア化する政治(何清漣・著 扶桑社)
を参考に致しました。
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コメント
まつ星・さま
英語もタイトルもスピルバーグの映画から取りました。
ガッツ石松さんがちょこっとだけ出演していたでしょう?(笑)
あの映画は
夕日の帝国のように描いていましたが
昇る太陽の帝国になるよう皆さんと一緒に頑張りたいと思います。
投稿: 柳生昴 | 2008年1月 8日 (火) 15:42
すばるさま、お久しぶりです。
昨日、映画「太陽の帝国」を見ました。ブログ名はここからきているのでしょうか。とてもいい映画でした。今日ここで、戦前の上海・・で始まっていたので何かご縁を感じました。もちろん貴ブログを知らなければこの映画を見ることもなかったと思います。一週間で借りてきたので、もう一度じっくり見たいと考えています。
最後に少年が母の頬やくちびるに触れるところでは、やはり胸がしめつけられると思います。
投稿: まつ星 | 2008年1月 8日 (火) 15:17